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大豆

日本人の食卓に欠かすことの出来ない大豆。
大豆を使った食材である豆腐や納豆、同じく大豆を原料とした
味噌や醤油は、本当に欠かすことの出来ないものです。
しかも、調味料に関しては、「料理のさしすせそ」と言われている
調味料のうちの2つは大豆が原料です。
加工されたものが多く流通している大豆ですが、
大豆そのものにも十分に利用価値と栄養があります。

古の食材大豆、今の食材大豆
大豆の原産地は、大豆の野生種であるノマメと人の手によって作られた栽培種が混在している、
中国東北部からロシアのアムール川流域にかけての地域が原産地ではないかと言われています。

大豆の歴史はとても古いため、原産地などの諸説は多く存在しており
、絶対的な原産地は分かっていません。
中国では、紀元前3000年から栽培されていたと言われており、
日本には最低でも弥生時代の初期には、すでに大豆の存在は伝わっています。

その理由として、日本最古の歴史書と言われている古事記にも、
人間の主な主食、五穀の1つとして書かれています。
古くから大豆は日本人の生活を支えていた重要な主食であり、タンパク源となる作物でした。

■大豆の輸入と輸出
日本や中国などには、古くから伝わっていた大豆ですが、ヨーロッパに伝わったのは18世紀
アメリカに伝わったのは19世紀と、欧米に大豆の存在が知られたのは比較的に最近のことです。

ですが現在では、昔から大豆を使っていた日本や中国よりも、
アメリカやブラジルの方がその広大な土地を使って大豆の栽培がさかんに行われ、
大豆の生産量のトップにアメリカが立ち、次いでブラジルが2番目の生産量を誇っています。

そして、その大豆を輸入しているのは、日本や中国などです。
元々は自国で作っていましたが、人口の増加、食生活の変化に伴う
大豆の消費量の増加によって輸入を余儀なくされたようです。
この輸入に応えるべく、ブラジルでは積極的に大豆の栽培を行っていますが、
土地確保のために森林伐採が進行してしまい、大きな問題となっています。



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■大豆はミラクルフード
豆腐や納豆、おから、豆乳といった食品は、どれも健康づくりには欠かせない栄養が豊富に含まれており、
各メディアや研究機関にも注目されている、健康食品のエリートとも言える食品です。
これらの食品は、すべて大豆が原料です。

日本は健康に大きく注目が集まっており、そして世界中においても大豆は、
健康に良い影響をもたらすミラクルフードとして大きな注目を浴びているのです。
ですが、大豆自体にどのような栄養は含まれているかは、あまり紹介されません。
また紹介されても、詳細の説明がないということもあるかと思います。
ですので、大豆に含まれている栄養素についてご説明します。


■イソフラボン(大豆イソフラボン)
イソフラボンとは、大豆の胚芽に含まれる植物性ポリフェノールの一種です。
当然のことながら、大豆以外には含まれていない栄養素といえます。
そのことから、大豆イソフラボンとも呼ばれています。

大豆イソフラボンが注目される理由は、大豆イソフラボンが女性ホルモンである
エストロゲンと非常に酷似した働きをしてくれるからです。
体内に大豆イソフラボン(エストロゲン)が増えると、女性らしさの象徴ともいえる
丸みを帯びた体つきになるなど、良い変化が現れるようになってきます。
それ以外にも以下の利点が上げられます。
・子宮壁を厚くして、受精卵が着床しやすい状態にする。
・規則正しく月経をおこす。
・血管を広げて血の循環環境を正常に保つ。
・悪玉コレステロール(LDL)と総コレステロールを抑えて、善玉コレステロール(HDL)を増やす。
・血液が体の外に出た際の凝固力を向上させる。
・全身の水分とナトリウムの貯留作用がある。
・皮膚でコラーゲンの合成を進め、柔軟な皮膚組織や艶のある肌を保つ。
・骨が失われる速さと作られる速さの調節をし、骨量のバランスを保つ。
・膣内を酸性に保つデーデルライン桿菌に栄養を与え、膣内の柔軟さを保つ。
・自律神経を安定させる。
また、エストロゲンが豊富に含まれているといわれているザクロやプエラリアを摂取したり、
サプリメントでエストロゲンを摂取すると、どうしても乳がんなどの誘発や
月経不順の発症を促進してしまう副作用が現れるのですが、大豆イソフラボンに副作用はありません。
大豆イソフラボンは、副作用がない代わりに、効果がエストロゲンなどに比べると落ちてしまうものの、
体に負担を与えたりせずに、穏やかな良い影響だけを与えることが出来ます。
さらにエストロゲンの過剰摂取によって引き起こされる、乳がんや子宮がんの誘発を防ぐ効果があります。
まさに『大豆に副作用なし』といえるでしょう。

■ビタミンB1
糖質の分解にあたって、欠かすことのできないビタミンです。
運動中に消費されることが比較的多く、運動の後に、ビタミンB1を摂取する必要があります。
また、ビタミンB1は、糖質分解以外にも、神経系に直接作用して、
神経伝達や神経の興奮を調整する効果も持ち合わせています。
更に、疲労回復や倦怠感の回復にも効果があるとされています。

■鉄
鉄欠乏性貧血の改善、ストレス解消、疲労回復、運動力の向上、集中力を向上させて学習能力をアップさせる、
病気に対する抵抗力を高めるなどの効果があるミネラル分の1つです。
鉄は、正常時には常に体内3g以上が体内に留まっているのですが、
女性は生理などによって鉄分が不足がちになりやすく、貧血になりやすいといえます。
ですが、鉄を摂取することによって血液が増えるので、
血液不足によって引き起こされる貧血気味の女性の強い味方です。
ただし、過剰な鉄の摂取は心臓病やがんの原因になることもありますのでやめましょう。

■たんぱく質
たんぱく質は、炭水化物、脂質とともに三大栄養素としてよく知られている栄養素です。
たんぱく質は、筋肉の生成に必要な、重要な位置にある栄養です。
たんぱく質は、およそ20種類近くのアミノ酸から形成されており、
アミノ酸の集合体といえるたんぱく質は、そのアミノ酸の組み合わせによって、
筋肉、皮膚、血液、骨、酵素、髪の毛、神経伝達物質などの重要な部位を形成しており、
人間の体に欠かすことのできない栄養素と言っても過言ではありません。

■カルシウム
言わずと知れた骨や歯の生成に使われるミネラルです。リン、ビタミンDと一緒に摂取する必要があります。
ビタミンDなどの成分と一緒にカルシウムを摂取しないと、カルシウムはしっかり吸収されません。
また、イライラの解消にはカルシウムが有効だといわれていますが、
カルシウムの摂取でイライラを解消する場合には、マグネシウムを一緒に
2:1から3:1の割合で摂取する必要があります。
因みに、大豆にはリンがすでに含まれていますので、
大豆の食べるときはビタミンDを含んだ魚やキノコ類と一緒に摂取するとしっかり吸収されます。

■食物繊維
ダイエット、生活習慣病対策に効果があると評判の成分です。
生活習慣病のほかには、大腸がんや、肥満の改善に効果があるといわれています。
また食物繊維は水分と一緒に摂取することで腸の動きを活発にし、便秘の解消にも効果を発揮します。

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